広告アフィリHQ / Lesson 04

受け皿LPの作り方

直リンクが通らない理由から、Google・Metaの審査を通すLPの型、Cloudflare Pagesでの公開までを1本でつなぐ。到達点は、規約を通るLPを自分で組み立てられるようになること。

  1. 1. 直リンクが通らない理由 — ASPと媒体の二重ロック
  2. 2. Googleの独自価値要件 — ブリッジページは明示的に不承認
  3. 3. Metaの一致要件
  4. 4. メッセージマッチ — フックとファーストビューを揃える
  5. 5. 型で作る — 既存スワイプ資産の7ブロック
  6. 6. PR/広告表記の置き場所
  7. 7. Cloudflare Pagesで公開する流れ
  8. 8. 有料トラフィック専用LPの最適化
  9. 確認

1. 直リンクが通らない理由 — ASPと媒体の二重ロック

A8.net等のASP規約は「広告主サイトへの自動遷移=直リンク」を原則禁止している。だが実務でつまずく人の多くは、ここで「ASPの規約さえ守ればいい」と考えてしまう。実際にはASP規約とは別に、Google・Metaというプラットフォーム側にも独自の禁止事項があり、この2つは連動していない。片方をクリアしても、もう片方で不承認・アカウント停止になる。

ロック誰が定めるか破るとどうなるか
ASP規約A8.net等成果否認・報酬の返還請求
媒体ポリシーGoogle / Meta広告不承認・アカウント停止

具体例で見る。報酬1,300円のU-NEXT案件を、Meta広告からASPの案件ページへ直接飛ばしたとする。ASP側では「直リンク」として否認対象になり、仮に見逃されても、Meta側は「広告の遷移先が独自ドメインのLPではなく他社の登録ページである」ことを検知して広告そのものを不承認にする。二重に詰む構造だと理解しておく。

2. Googleの独自価値要件 — ブリッジページは明示的に不承認

Googleの広告ポリシーには「Insufficient original content」という項目がある。ここでいう不承認対象は、他サイトへ送るだけの中継ページ(bridge page / doorway / gateway)。「間にドメインを1枚挟めば直リンクではなくなる」という説明をネットで見かけることがあるが、これはGoogleには通用しない誤解。中継するだけで独自の中身がなければ、それだけで不承認理由になる。

つまずきポイント
「LPを作った」つもりでも、中身が「このボタンを押すと公式サイトに飛びます」の一文とボタンだけなら、Googleの基準では独自価値ゼロの中継ページと判定される。最低でも、比較表・実機での体験レビュー・FAQなど「そのページでしか読めない情報」が要る。

もう1つ、表示URLと実際の遷移先ドメインが食い違う「Destination mismatch」も不承認理由になる。広告に出すURLと、クリックした後に着地するURLのドメインは一致させる。

3. Metaの一致要件

Metaの広告ポリシーは「広告とランディングページの製品・サービスは一致していること」を明確に求めている。クローキング(審査用の表示と実際の表示を変える)や、審査・執行を回避する行為は最重度違反として扱われる。

具体例。広告クリエイティブで「動画配信サービスの無料期間だけ使い倒す方法」と訴求しておきながら、遷移先のLPが英会話の広告になっていたら一致要件違反。広告文とLPの主役(案件・訴求)は同じでなければならない。

4. メッセージマッチ — フックとファーストビューを揃える

規約の話とは別に、成果を出すための実務上の鉄則がメッセージマッチ。広告のフック(見出し・訴求)と、LPのファーストビュー(開いて最初に見える範囲)が言葉としてつながっていないと、クリックした人は「あれ、違うページに来た」と感じて数秒で離脱する。

具体例
広告見出し:「動画配信サービス、無料期間だけでも損しない選び方」
LPのH1:「動画配信サービスの無料期間、損しない選び方を3分で」
→「無料期間」「損しない」という言葉をそのまま引き継いでいる。読者は「同じ話の続きだ」と迷わず読み進められる。

メッセージマッチが崩れると離脱率が上がるだけでなく、GoogleのDestination mismatchやMetaの一致要件の審査でも引っかかりやすくなる。訴求とLPの言葉を揃えることは、CVR対策であると同時に審査対策でもある。

5. 型で作る — 既存スワイプ資産の7ブロック

LPをゼロから発明する必要はない。スワイプ分析/LP・セールスコピー/00_INDEX.md配下には147件超のオプトインLPを同一基準で評価した資産があり、そこから抽出できる基本の型がある。初心者はこの順番で組めば、独自価値の要件も自然と満たしやすい。

  1. FV(ファーストビュー)広告のフックと同じ言葉の見出し+1枚の画像で、開いて3秒以内に「自分向けの話だ」と分からせる。
  2. 問題提起読者が抱えている状況を言語化する。「動画配信サービス、契約したのに結局2本しか見ていない」など、あるある感のある一文。
  3. ベネフィット無料体験でできることを3つ程度に絞って提示する。欲張って詰め込まない。
  4. 比較表・体験レビューここがGoogleの独自価値要件を満たす核。複数サービスの無料期間・月額・作品数などを表にする、または自分で実際に登録してみた感想を書く。
  5. オファーの条件無料期間の日数・自動課金の有無・解約方法をはっきり書く。ここを濁すと信頼を失う。
  6. CTA公式サイトへのボタン。1LPにつき訴求は1つ。「無料体験」と「乗り換えキャンペーン」のような複数メッセージを混在させない。
  7. 反論処理(FAQ)「無料期間中に解約すれば本当に0円か」「メールアドレスだけで登録できるか」など、申し込み直前の不安を先回りして潰す。

6. PR/広告表記の置き場所

Lesson02のステマ規制の続き。PR・広告である旨は、広告クリエイティブとLPの両方に、それぞれ分かりやすい位置で表示する。LP側の望ましい位置は、ファーストビューの直下かヘッダー付近。ページの一番下に小さく置くだけでは「表記した」と主張できても、実質的に気づかれない表記は不十分と判断されるリスクがある。

7. Cloudflare Pagesで公開する流れ(概念レベル)

受け皿LPのホスティング先として、個人が無料〜低コストで使える代表例がCloudflare Pages。細かい操作は別途扱うとして、流れだけ押さえる。

  1. ドメインを取得する案件・ジャンルが分かる独自ドメインを用意する(無関係な文字列より、内容が想像できるドメインのほうが信頼されやすい)。
  2. LPのファイル一式をCloudflare Pagesに接続する静的なHTML一式、またはリポジトリを接続してビルドさせる。
  3. 独自ドメインを紐付けるCloudflare Pages側のデフォルトドメインではなく、取得した独自ドメインを設定する。
  4. SSL(https化)を確認するCloudflare Pagesは基本的にSSLを自動発行する。httpのままでは審査にも訪問者の信頼にも不利。

8. 有料トラフィック専用LPの最適化

オーガニック流入向けのサイトと、広告から来る有料トラフィック向けのLPでは作り方の前提が違う。有料トラフィックは「今この瞬間に離脱される」前提で設計する。

つまずきポイント
ヘッダーメニュー・SNSシェアボタン・関連記事リンクなど、「せっかく作ったから」と機能を足したくなるが、これらはすべてCTA以外への離脱導線になる。有料トラフィック専用LPでは、押せるリンクはCTAボタンとPR表記・特商法表記などの必須事項だけに絞る。1メッセージ・1CTAが基本形。

確認

次のLPが規約を通るか、自分でチェックしてみてほしい。

LPの中身が「公式サイトへはこちらから」というリード文とボタン1つだけで、比較表もレビューもない。広告見出しは「動画配信、無料期間の損しない使い方」だが、LPのH1は「おすすめサービス紹介」とだけ書かれている。
考え方
2つの問題がある。①独自コンテンツ(比較表・レビュー)が無いため、Googleの独自価値要件でブリッジページ扱いになりうる。②広告のフック「無料期間の損しない使い方」とLPのH1「おすすめサービス紹介」の言葉が一致しておらず、メッセージマッチが崩れている。離脱率の悪化と審査落ちの両方のリスクを抱えた状態。
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